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窓のはなし
2026年04月20日
皆さんこんにちは!株式会社松樹 那覇支店の山下です。ということで、今回も懲りずに飛行機
に関する話題を提供したいと思います。
1 丸、四角、三角?
皆さんは那覇空港発、羽田空港行の便に搭乗されました。窓側の席に着座、そして当該機は離陸
し、窓越しに外の風景を眺めています。このとき、窓の形状について気にされたことってありませ
んか?よくよく見ると、飛行機の窓って四角(正方形や長方形)ではなく、丸もしくは楕円形(角
を落とし、丸みを帯びたデザイン)となっています。なぜ?ってお思いになるかもしれませんが、
実はこれにもちゃんとした理由が存在します。

2 高さ(高度)と速さ(速度)と圧力(気圧)
通常、旅客機(ジェット機の場合)は地上から約10~12㎞ほどの上空を時速約800㎞/h
~900㎞/hの速度で航行します。このとき、機内の気圧は地上の約3分の1程度となるため、
機内は与圧装置により地上にいる状態とほぼ同程度となるよう調整され、機内の乗員・乗客の身体
と更には機体への負担が軽減されるようになっています。
3 思わぬ落とし穴?
1950年代初頭より航空輸送の主役はレシプロ機(プロペラ機)からジェット機へと受継がれ
ていきました。これにより、レシプロ機よりもより速く、よりスマートになった機体が主流となっ
ていくはずでしたが、思わぬところに落とし穴があったのでした。それは飛行機の窓です。
当時の機体に取り付けられていた窓は四角でした。この窓は離発着時の衝撃はもとより、上空で
の気圧の変化にも敏感に反応していました。(窓に角があったことから、圧力分散が為されず劣化
を早める原因となっていました。)⇒世界初のジェット旅客機「デ・ハビラント・コメット」は窓
が四角に設計されていたため、その窓の角部分に圧力が集中、空中分解を起こし墜落してしまいま
した。
4 飛行機だけ?
ちなみに飛行機以外にも新幹線や特急列車等も高速走行することを前提に設計されていることか
ら、取付られている窓は丸や楕円形が主流となっています。そして「以外だな!」とお思いになる
かもしれませんが、船舶(特に大型船)も船の外部(船外)から水圧等が掛かることを視野に入れ
た設計のため、窓は丸く取付られています。
5 なぜ丸いの?
車を走らせていてトンネルに入ります。そのとき、大半のトンネルの出入口の形状って、円を半
分に切って伏せたようなデザインになっていると思います。実は、この形状が外部からの圧力を一
か所に集中させにくい構造となっているからなのです。(山間部等に掘られたトンネルはこの形状
が多く取り入れられています。)また余談ですが、プロパンガスやカセットコンロのボンベが丸い
形状で作られているのも同じ理由となっています。
ということで、今回も長々と蘊蓄を語ってしまいました。最後までお付き合いくださり、心より
感謝いたします。不動産に関するご用命・ご要望等ございましたら、株式会社松樹 那覇支店まで
お気軽にご相談ください。お待ちしております。