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日本語のはなし

20260921

 皆さんこんにちは、株式会社松樹 那覇支店の山下です。毎度々、マニアック(オタク的)な話題を
提供している今日この頃ではございますが、性懲りもなく、今回も一風変わった話題を提供したいと思
います。

1 ふとした違和感?
  先日、とあるラジオ番組にて日本語に関する講義が行われていました。その中で、日常的な会話の
 中でよく耳にするであろう言葉のひとつとして「お湯を沸かす」という表現がありました。
  ただ、この「お湯を沸かす」という表現ですが、何か違和感を感じませんか?沸いているから「お
 湯」であって、沸かすのであれば「水」じゃないの?とか、他にも「ご飯を炊く」といった表現から
 も炊き上がっているから「ご飯」であって、炊くのであれば「米」なんじゃないの?等々といった言
 葉について違和感を訴えるリスナーと講師の間にて討論がなされていました。

2 文法的にはどうなの?
  日本語の動詞には、「自動詞」と「他動詞」があり、「沸かす」や「炊く」は他動詞と称され、何
 かに作用を及ぼす「動作」を表すものであり、この「動作」の対象を「目的語」と呼ぶそうです。
  そして、この目的語には下記のとおり、2種類が存在します。
  種 類     役 割                  例 文
 対象目的語  動作の対象を表す          土を掘る、水を飲む
 結果目的語  動作の結果として生じるものを表す  穴を掘る、絵を描く、料理を作る
  上記より「お湯を沸かす」は結果目的語をとる表現となり、「水を沸かしてお湯にする」という過
 程ではなく、「お湯をつくる」という結果(産出の対象)を表しており、文法的にも何ら問題ないそ
 うです。

3 電気点けて?
  陽が傾き始め、休日を過ごす部屋の中が薄暗くなってきました。その際、奥様(旦那様)に「電気
 点けて!」とお願いされたことがあると思いますが、ここで言う「電気」も発電によって発生するも
 のであり、強いて言うならば「灯りを付けて」とか「蛍光灯点けて」というべきでは?となりそうで
 すが、実は「電気」という言葉には「摩擦電気や放電・電流など電気現象をおこさせるもの」と「電
 灯の称」の二つの意味が存在し、単に「電気」とした場合でも「電灯」を指す言葉として認識されて
 いるそうです。また「電灯」の旧称は「電気灯」だそうです。⇒広辞苑より引用
  なお「点す・灯す」にも点火を意味する意味があり、また、「灯」自体に「ともしび・あかり」の
 意味もあるため「電気点けて」は「電気灯のスイッチを入れる」という意味になるということだそう
 です。

4 まとめ
  ここ日本に生まれ、日本で育ち、普段、何気に使っている日本語ですが、このラジオ番組を聞きな
 がら、改めてこの言語(日本語)が持つ意味や語源に改めて奥深さを感じました。以前、日本語を勉
 強中のアメリカ生まれ、アメリカ育ちの知人から「聞きたいことがある。『詫び寂び』ってどういう
 意味?」と聞かれたことがありました。たしかに純粋な日本人であっても具体的な説明をすることが
 難しいと思われる言葉だと思いますが、皆さんはいかがですか?
  時代の流れの中にあって、常に新しい言葉(新語)が芽生え、消えていく。そんな中にあっても日
 本語本来が持つ美しさと使う人の感性を大事にしていきたいと感じた瞬間でもありました。

 不動産(売買、賃貸)に関するご用命は、株式会社松樹 那覇支店までお気軽ご相談ください。スタ
ッフ一同お待ちしております。
  
  
 
 

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